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しばしば、日本に住む日本の人のことをステレオタイプ且つ偏狭に、描いていることがあると自覚しているのですが、そのことについて一言だけ添えておきたいと思います。
一番分かり易い例えを使おうと思いますが、もし海外に出掛けて、その国の人やら習慣やらを見るときに、ごくごくまともに普通に暮らしている人などには目が向かず、どこかおかしい、自分の国には絶対にないような変なことをする人のことが目にはいるでしょう。そして、あの国の人はこうであった、という印象をそのことから受けるでしょう。もちろん、全ての人がそうであるというわけではないことは承知の上でも、まともな行為よりも、まともとはちょっと違う行為に、その国の人の特色が表れていたりするからです。
そうなのです。まともな人は世界中どこにでもいて、そのまともさというのは、大体同じまともさです。
反対に、まともではない、自国の人からすれば「そんなやつ滅多にいねーよ」「俺らから見ても非常識」と思われるような言動にこそ、その国の人の特色が散りばめられているのです。
外国に来て思い出される日本は、そういう少し極端な、特色だけをクローズアップしたようなグロテスクなものである、作者はその思想の真っ只中にいてそれぞれの文章を書いている、ということを前提に読んでいただければいいなあと切に願っています。
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